トロントのケイティ・カムカル博士は、震災を直接経験した被災者と同様に「メディアが報じる映像などを見ているだけの人でも、精神的苦痛を感じることがある。震災と何らかのかかわりを持っている場合はさらに大きな苦痛を伴う」と説明した。
東日本大震災、海外在住の日本人にも心理的影響| ワールド| Reuters
被災時、停電になったため、1週間テレビを見なかった私はラジオを聞きながら過ごしました。
恐らく、テレビでは津波の様子や被災地の状況を頻繁に流していたことでしょう。逆に私の場合、そうしたメディアが流す惨状を見ずに済んだので恐怖心も倍増することなく車の中や暗闇の中でじっと耐えることができました。
こうした出来事の不安は時を経ないと解消されないのだと思います。それほど大きな傷を負った感じです。
今は何もやる気が起きない、それはそれでいいと思います。
それに、よくわからないのは「応援する曲、メッセージを送ります」、よくわからん人や、好きでもない曲を送られたところで感じることも何もないです。
他人にすぐ励まされたって、自分の心がすぐ晴れるわけでないと思いますし、時を経て自分で這い上がっていくしかないです。
それなのにそっとしておいてくれないメディア、ワイドショーの報道は、傷口に塩を塗り、火に油を注ぐ行為だと思います。
それから、緊急地震速報は特定の人のための有料サービスにすべきではなく万人に余震情報を伝えて欲しいです。今一番欲しい情報は余震の的確な予知(できるかどうかわからないけど)、とその情報です。
気象庁いわく、「震度6以上の余震が来る可能性がある」というのが今一番の恐怖です。次はきっとこの家も倒壊すると思います。