大震災 メディアの報道に注意

トロントのケイティ・カムカル博士は、震災を直接経験した被災者と同様に「メディアが報じる映像などを見ているだけの人でも、精神的苦痛を感じることがある。震災と何らかのかかわりを持っている場合はさらに大きな苦痛を伴う」と説明した。

東日本大震災、海外在住の日本人にも心理的影響| ワールド| Reuters

被災時、停電になったため、1週間テレビを見なかった私はラジオを聞きながら過ごしました。
恐らく、テレビでは津波の様子や被災地の状況を頻繁に流していたことでしょう。逆に私の場合、そうしたメディアが流す惨状を見ずに済んだので恐怖心も倍増することなく車の中や暗闇の中でじっと耐えることができました。

こうした出来事の不安は時を経ないと解消されないのだと思います。それほど大きな傷を負った感じです。

今は何もやる気が起きない、それはそれでいいと思います。
それに、よくわからないのは「応援する曲、メッセージを送ります」、よくわからん人や、好きでもない曲を送られたところで感じることも何もないです。

他人にすぐ励まされたって、自分の心がすぐ晴れるわけでないと思いますし、時を経て自分で這い上がっていくしかないです。

それなのにそっとしておいてくれないメディア、ワイドショーの報道は、傷口に塩を塗り、火に油を注ぐ行為だと思います。

それから、緊急地震速報は特定の人のための有料サービスにすべきではなく万人に余震情報を伝えて欲しいです。今一番欲しい情報は余震の的確な予知(できるかどうかわからないけど)、とその情報です。

気象庁いわく、「震度6以上の余震が来る可能性がある」というのが今一番の恐怖です。次はきっとこの家も倒壊すると思います。

2011年3月11日(金)から1週間以上経過しました。
惨状はニュース等でご存じかと思います。そして1週間たった今、被災地で起こっていることは物不足による治安の悪化です。
午前中、住む地域に警察・おまわりさんが見回り来ていました。話によると、

被災地でも被害の少ない宮城県内陸部のほうで窃盗事件が多くなってきたので十分気をつけてほしいとのことです。

こういう火事場泥棒は空き巣ですから犯罪です。地震の恐怖も冷めやらないのに今度は犯罪への恐怖ですか。火事場泥棒は許されることではなく最低の行為なので死刑にすべきですね

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五体満足で生きている私たちがやることは、はやく地域を復興、復旧させることだと思います。
物流が止まっているのにスーパーやガソリンスタンドの前で並ぶこともありません。そんな暇があるのならじっと耐えて今回の震災で自分なりに感じた点や活きてくるノウハウを整理し未来に伝えていきましょう。普通の生活に戻るように努力しましょう。復興させ震災前以上の生活レベルを確立させましょう。

今回私の地区ではライフラインのうち電気が一番最後18日に復旧しました。小さな懐中電灯の明かりの中、1週間、余震におびえながらひとり過ごしていたのですが、ラジオ、充電電池、手回し懐中電灯(灯り用、移動用)、充電器(ソーラー系で電力がいらない物)、固定電話、寝袋、毛布、ヒップバッグ、ガスコンロ、ガスボンベ、水、ペットボトル、石油ストーブ、車(車中泊用)が必要だと思いました。

食べ物は避難所で分けてもらえますし、それほど緊急性はないと思います。
自宅避難でしたから、昼は夜をどうのりきるかばかり考えていましたし、仮眠をとりました。どうやら夜型になってしまいましたね。。。1週間たった今でも体が揺れているように感じます。ちょっとした揺れにも敏感に反応します。こういう不安な心をいかに静めていくかが課題です。

今回被災されなかった方や私を含め軽微な被害で助かった方、いつもどおりの普通の生活を。決してメディアにあおられて特別な行動をとらないように、心静かに過ごしましょう。

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